日本語教師の資格要件

日本語を母語としていない人に対して外国語としての日本語を教授するのが日本語教師ですが、現在までのところ、日本語教師となるために絶対に必要な資格要件というものはありません。

もっとも日本語学校や海外協力関連の機関、大学などにおいて日本語教師として採用されるためには、通常は大学で日本語教育に関する科目を一定単位以上履修した上で卒業したか、または日本語教育能力検定試験に合格することなどが資格要件とされていることがほとんどです。

文化庁では日本語教師となるための課程の大学における標準的なシラバスの内容を修得するためには420時間以上の履修が必要としていますので、日本語学校の多くでもこれが採用のための目安とされることもあります。

大学で日本語教育関連の科目を取得しなかった場合には日本語教育能力検定試験がほぼその能力を証明するための唯一の手段となりますが、この試験は毎年開催されており、合格率は20パーセント前後となっています。

出題はマークセンス方式や記述式、リスニングからなっており、社会・文化や言語、言語学などに関するくわしい知識を問うものが多く、一過性の勉強では対応できない部分があります。

特に国語教育とは根本的に異なり、外国人に対して外国語を教授するためのメソッドが必要となっているため、単に日本人として国語に対する知識や素養を持っているというだけでは合格して資格を得ることは難しいと考えておいたほうがよいでしょう。

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